民塾長のちょっといい話116

先週、東京で剣道7段審査が実施され、私が主宰する「朝鍛会」(毎週土曜日5:30~6:30の稽古会)に来ているEさんが合格しました。Eさんは私が20代の頃、北村中学校で剣道部の顧問をしていた時の生徒で、小牛田農林高校剣道部の選手でもありました。農家の長男で、家業をしながらの剣道継続は大変だったろうと思いますが、6回目の挑戦で見事合格し、本人はもとより家族の喜びも一入だろうと思います。Eさんの剣道を50年近く見てきましたので、私にとっても大きな喜びでした。剣道の修行で大切なことは「正しい剣道を素直に習う、自分のものにするために工夫する、身に着くように練る」の三つだと言われていますが、Eさんはこの教えを6段取得後15年間も継続したのです。

Eさんは仕事上の困難や膝の怪我で大変な時もありましたが、それを乗り越えて「習う・工夫する・練る」の努力を続けた姿に「継続は力也」を教えられました。

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