耕人塾との出会い

最近,私は引越しを行い,ご挨拶のためにお手紙を書く機会が増えました。書き始めるまでは「どうしようか・・・。」と悩むばかりで,時間だけが経過し一向に捗りません。しかし,「えいっ!」とパソコンを持ち出して,頭に浮かんだ言葉を思いつくままに書き出していくと,不思議なことに考えもまとまってきます。そして,億劫にすら感じていた作業も,楽しいとさえ思えてくるのです。これは,他のことにも通じていて,「とりあえず手を出してみる」ということは,意外と大切だったりします。(もちろん,失敗することもありますが,それもまた学びです。)

さて,前段が長くなりましたが,私は今期,知り合いの先生から紹介していただき,この耕人塾の活動のお手伝いをさせていただくことになりました。失礼な話ですが,最初は「とりあえず行ってみよう。」という思いでした。しかし,その「とりあえず」から,私はたくさんの出会いと学びを得るようになりました。特に,塾生の皆さんが「自分は何がしたいのだろう。」「自分には何ができるだろう。」と自問自答しながら,活動に励む姿はとても刺激的なものでした。塾生にとっての私は,“大人(人生の先輩)”という存在ですが,正直なところ,塾生と同じ年齢の時の自分がこれほどまでに地域を,そして自分をしっかりと見つめていたかというと,自信がありません。私の方が,塾生から学ぶことがたくさんあったのだと思います。これからも,新しいものを生み出すエネルギーをもった塾生たちの頑張りが,地域や社会に大きく広がっていくよう,私も微力ながらお手伝いさせていただきたく思っております。(SAORI)

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