第2回『耕人塾』

【日 時】 令和4年6月18日(土)18:30~20:30
【場 所】 東松島市矢本東市民センター
【テーマ】 世界に誇れる石巻地域にしよう~発信!未来へ~
【使用したテキスト】『耕人』第11-2号 (「あいさつ・清掃・ゴミ拾い+1」について)
【当日の流れ】
① 塾長挨拶  ② 本日の活動説明  ③ アイスブレイク(交流活動)
④ 講話「SDGSと石巻地域のまちづくり」
⑤ 講話・グループワークの振り返り
⑥「あいさつ・清掃・ゴミ拾い+1」の実践活動について
⑦ 講評  ⑧ 次回予告と諸連絡

塾長挨拶

(木村 民男 塾長)

『耕人』第11―2号に基づき,大きく2つのお話がありました。1つ目は,耕人塾が掲げている「あいさつ・清掃・ゴミ拾い」の3つの実践事項についてです。「あいさつ」は「自他尊重」,「清掃」は「感謝」,「ゴミ拾い」は「奉仕」の心を表す行動であることを意識し,それぞれをどのように行えばもっとよくなるのか考えてほしい。そして,あなたにしかできない「あいさつ・清掃・ゴミ拾い」を行ってほしいと熱のある言葉で話されました。

2つ目は,頼まれ事の引き受け方についてです。人に何かを頼まれた場合,その人の言う通りやるだけではつまらない。頼まれた自分は期待されていると意気に感じ,自分なりの工夫を加えるなどして相手が期待していた以上のことをすると,相手にも喜んでもらえるし自分の成長にもつながるのではないかと,頼まれ事を楽しく実行するヒントを与えていただきました。

最後に,相手に伝わるあいさつをするためにはどうすればよいのかそれぞれ考えてきてほしいと宿題が出されました。

アイスブレイク

(阿部 航大 教学委員)

今年度2回目の活動で塾生同士まだまだ硬さが見られることから,交流を深めるために名刺交換ゲーム(自己紹介・他己紹介)を行いました。

まず,ペアになった相手と,自分の名前・部活動・好きなこと・一言を書いた紙(名刺)を基にそれぞれ自己紹介をし,終わったら名刺を交換します。ペアを代え,新しい相手とは今自分が持っている名刺に書いてある内容,つまり前に名刺交換をした相手のことについて紹介し合います。これを繰り返すと,必然的に多くの人の名前や好きなことを話すことになり,互いのことが分かるという活動です。最後はグループ内で自分が持っている名刺を紹介し合って終わりました。

講話「SDGsと石巻地域のまちづくり」

講師:一般社団法人石巻青年会議所
副理事長(会員開発室長)杉山 光之 様
副理事長(青少年育成室長)木村 亜梨沙 様(サンファン祭り部分担当)
まちづくり委員会 副委員長 四野見 達也 様(川開き祭り部分担当)

はじめに副理事長の杉山さんから石巻青年会議所(JC)の概要について説明がありました。JCは「明るい豊かな社会」の実現に向け,自分たちにできることを真剣に考え実行している社団法人で,石巻地域の20~40歳の社会人で結成されています。まちづくりにも大きく関わっており,今回は①石巻政策コンテスト,②川開き祭り,③サンファン祭りの3つの事業について,グループごとに各ブースを回って教えていただきました。

石巻政策コンテストのブースでは杉山さんから,「キズナファンタジア」という石巻を舞台にした

オンラインゲームが政策コンテストにおける高校生の提案から生まれたことなどが紹介されました。今後ますます若い発想が大切になってくるので,機会があればぜひ政策コンテストに挑戦してほしいとの言葉を受け,参加に意欲を見せる塾生も見られました。

川開き祭りのブースでは四野見さんから,川開き祭り発祥の歴史や川開き祭りにJCがどのように関わっているのかなどの説明がありました。これまでJCが川開き祭りで行ってきた取組にはSDGsの観点が自然と入っていたという話から,今後自分たちが行う実践活動について考えていた塾生もいました。

サンファン祭りのブースでは木村さんから,サンファン祭りはJCが中心となって立ち上げた祭りであること,祭りを盛り上げるために毎年様々な企画を工夫していることなどが話されました。木村さんの問いかけに,サンファン祭りを知らない,行ったことがないと答える塾生が多く,自分たちはもっと地元のことを知るべきだと語る塾生の姿も見られました。

最後に,再び杉山さんから「11年間地元を離れて仕事をし,多くの地域を歩いたが地元に戻ってきた。石巻・東松島・女川の2市1町は魅力ある地域。この地域のことについてもっと考えてみよう。」
とのメッセージが伝えられました。

講話・グループワークの振り返り

各ブースを回って聞いた話から感じたこと・考えたことなどについてそれぞれワークシートに書き,書いた内容を伝え合いました。

「あいさつ・清掃・ゴミ拾い+1」の実践活動について

④,⑤とも関連させながら,耕人塾が大切にしている3つの実践活動にどのように取り組んでいくのか,プラス1活動としてどんなことを行っていくのかそれぞれ考え,紹介し合いました。

講評

(舛田 育久 運営副委員長)

自分自身,JCの存在は知っていたが具体的な活動内容は初めて知ったということを伝え,JCが長年取り組んできた活動と成果から考えてほしいことを大きく2点話されました。

1点目は,自分の殻を破るのは難しいかもしれないが少しずつ改善に向けて努力することが大切であるということ,2点目は,何かを感じたら行動に移し,行動していくと協力者が現れて活動自体が発展していくということです。工夫しながら継続して活動することが自分の成長につながるという話は,今後の実践活動に向けての指針となりました。

次回予告と諸連絡

  • 次回:7月16日(土)18:30~20:30 場所:矢本東市民センター
  • 8月10日~11日に行われる宿泊研修の出欠を早めに連絡すること
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