民塾長のちょっといい話88

第83回河北美術展彫刻の部で入賞を目指していたのですが、入選止まりでした。審査員の評は「磨き込んだ木肌もいいが、粗いのみ跡などメリハリを付けた方が良くなる」でした。私の彫刻は表面を整えるだけで、内面からにじみ出る力強さや訴える力が足りないと自覚しているのですが、その壁を超えることができないで悩んでいます。5/27(金)から「第6回二科東北支部連合展」(仙台メディアテーク)、7/15(金)から「第59回宮城県芸術祭」(同)が開催されますが、作品の方向が定まらず迷っています。先日、友人が筍を持ってきてくれた時にそのことを話したら、「その年になって、自分の好きな事ができ、悩んだり迷ったりできるということは、贅沢なんでないの」と言われてしまいました。

そう言われてみれば贅沢な悩みなのだと納得しました。「彫刻で何を表現したいのか、何を伝えたいのか」ということをもう少し深めたいと思っています。

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