民塾長のちょっといい話66

先日、心に残る「寒中見舞い」をいただきましたので紹介します。I先生は私が講師時代に大変お世話になった方で、石巻市内の中学校長を退職されてからも門脇に住んでいたのですが、東日本大震災で住宅が半壊したために現在は大和町に住んでいます。年賀状が来なかったので心配していたのですが、身内に不幸があり寒中見舞いになったとの近況と「先生の努力は今でも忘れません。今日ありですね!」という添え書きがありました。

A中の講師時代、免許外の国語で四苦八苦したり部活に所属していない生徒を集めて剣道愛好会を作ったり、生徒たちと無我夢中で取り組んだ1年間でした。翌年は教諭として勤務してほしいと校長先生から言われて張り切っていたのですが、同一校での職名変更はできない(当時)ということが分かり、落胆と悔しさのままA中を去らざるを得ませんでした。I先生から「見ている人はみているから」と励まされたことが今でも心に残っています。

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