第3回『耕人塾』

【日 時】 令和3年7月17日(土)18:30~20:30
【場 所】 東松島市矢本東市民センター
【テーマ】 世界に誇れる石巻地域にしよう~発信!未来へ~
【使用したテキスト】『耕人』第10-3号 (コンセプト「主体・楽しさ・創造」について)
【当日の流れ】
①塾長挨拶  ②「あいさつ・清掃・ゴミ拾い」の実践活動について
③講話「縁の力」:株式会社高政 代表取締役社長 髙橋正樹 様
④講評  ⑥次回の連絡

塾長挨拶

開会に当たり,木村塾長より,お話がありました。

まずは,塾生の意識の高さについて触れ,今後の継続について励ましの言葉がありました。

続いて「耕人」から,大リーグで活躍する大谷選手のゴミ拾い話を引き合いに,それは世界に誇れる仕草であり,地域からも「あいさつ,清掃,ゴミ拾い」を発信し,うねりとなって伝わってほしいと言う願いを語りました。最後に,SDGsに触れ,「あいさつ・清掃・ゴミ拾い」を広めるための「合い言葉」を塾生に考えてほしい旨を伝えました。

「あいさつ・清掃・ゴミ拾い」の実践活動について

(遠藤教学副委員長)

  1. この日までに取り組んできた実践活動の振り返りと,今後の実践活動について,まずは塾生それぞれで考えました。
  2. 本塾の実践活動とも関連するSDGsについて,小松教学副委員長より話がありました。
  3. SDGsの話を受けて,耕人塾全体としてできそうな(取り組めそうな)活動について,グループで話合いをもちました。
  4. 最後にグループで話し合ったことを全体で共有しました。

  

講話 「縁の力」

講師:株式会社高政 代表取締役社長 髙橋正樹 様

女川のかまぼこ屋に生を受けた髙橋社長。狭い世界で必死に生きていた小学校時代。より良く生きようともがいていた中学時代。本にひたった高校時代。そして,広い世界で,培ってきたコミュニケーション力を武器に様々なことに挑戦し続けた大学時代。

波乱に富んだ人生の中,大変な事にも向き合い,必死に生きてきた髙橋さんの姿と,「意外と人生どうにかなる」と言う言葉は,塾生に勇気を与えてくれました。

そして東日本大震災の話。いろいろな人との出会いと別れの中で,髙橋さんが行き着いたのは「すべての縁に全力で向き合う」ということ。「女川町と『外』をつなぐ」「女川町を幸せな場にする」を,震災後の自分のミッションと位置付け,誠実に全力で,まっすぐに物事に向き合うことを自分に課します。

その結果として,意味のある「縁」を感じ,「縁」を大切に生きることを悟ったと,髙橋さんは塾生に説きます。「誰かとともに生きる」「人は一人では生きていけない」「あなたにはこれから多くの出会いがある」「その誰かと一緒にこの先の景色を見て,楽しさと喜びを見いだしてほしい」「全ては『縁の力』」。会社を支え,地域を支えてきた髙橋社長さんの一言一言が,塾生の心に温かく染み渡りました。

  

【塾生の感想】

  • いろんなことに全力で向き合うといつかは役に立つということが分かりました。失敗しても何でも挑戦していこうと思いました。縁を大切に過ごしていこうと思います。
  • 髙橋さんから学んだことは,出会った人,今も知っている人を大切にするということです。出会いによって自分一人ではなし遂げられないこともできる。出会いを大切に,縁を広げていきたい。
  • 人と出会い,いろんなことにチャレンジし,全力で生きてみようと思いました。自分の人生を豊かにするには,自分で行動することが大切だと分かったので,積極的に物事に取り組んで,発想力や価値観を広げていきたいと思います。

講評

(若生孝之 教学委員アドバイザー)

若生孝之教学委員アドバイザーより,講師からいただいた「縁」にまつわる話がありました。

「小才は,縁に出合って縁に気づかず 中才は,縁に気づいて縁を生かさず 大才は,袖すり合った縁をも生かす」(柳生家家訓)

「縁」を大切にしながら,心を開いて一歩を踏み出し,殻を破ってほしいと塾生を励ましました。

次回の連絡

〈 第10期耕人塾 体験活動 〉

  • 日時:8月7日(土)9:00~16:00
  • 場所:宮城県松島自然の家
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