民塾長のちょっといい話30

私の実家は牡鹿半島の大谷川というところです。鮫ノ浦湾の一番奥の集落なので津波の遡上高が30mにも達し、東日本大震災では20数軒の家々はすべて流され、世帯の2/3が地域を離れていきました。実家では母が高齢だったこともあり、高台の畑を整地して自宅を建て、今は長兄夫妻が住んでいます。桜が咲いたという知らせがあったので花見に行きました。裏山にシートを広げ、海を眺めながらの花見も弁当も最高でした。風もなく天気も良かったので久しぶりに故郷の自然の中でゆったりした時間が流れ、身も心もリフレッシュすることができました。故郷や実家があるということは有難いことですね。

『耕人塾』の趣旨に「地域社会への貢献」があります。私も故郷に恩返ししたいと思い、昨年集会所に「火水神」(かすいじん:釜神様のようなもの)とベンチを寄贈させていただきました。もっと何かないかと考えています。

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