民塾長のちょっといい話29

先週、南浜津波復興祈念公園を見学してきました。広大な公園を見て、がれきの山だった南浜町が市民の追悼と憩いの場に生まれ変わったことに感慨を覚えました。この公園の基本理念の一つに「いのちのいとなみの杜をつくる」があり、市民団体が地元の木を実生から育てています。大きなビニルハウス2棟には黒松やつつじなど20種類の苗木が数千株も育ち、出番を待っていました。公園内の施設を回ってからトイレに入ったら床も便器もピカピカです。しかも、鏡の前のコップに小さな花が活けてあり、心が温かくなりました。5年、10年後、「いのちのいとなみの杜」に成長し、小鳥のさえずりを聞きながら散歩したり、間伐材で作ったベンチで歓談したりする姿を想像すると心が躍ります。

『耕人塾』の実践活動は「あいさつ・清掃・ゴミ拾い」+1(ぷらすワン)ですが、トイレに活けられた花が「+1」のヒントになるかもしれませんね。

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