民塾長のちょっといい話27

先週、石巻南浜津波復興祈念公園に行ってきました。雨上がりの爽やかな晴天で、何人かの方々が散歩をしたり、慰霊碑に手を合わせたりしていました。震災後、南浜の公園を市民の手でつくっていこうと立ち上げたNPO法人「こころの森」には顧問としてかかわっています。この公園を国や県の予算で立派につくって終わりではなく、地元の木を植え、管理も市民の手で行い、数十年後には立派な森に成長するような公園にしようとK氏を中心に立ち上げた団体です。現在3棟のビニルハウスで十数種類の木を実生から育てています。数年前、私も一緒に日和山で拾った「どんぐり」が15㎝ほどに育っています。メンバーには植物や公園づくりの専門家もいて、植生や樹種など将来を見通した植樹をしています。

昨年は『耕人塾』の活動の一環として植樹祭に参加させていただき、塾生が植えた黒松が立派に根付いています。10年後20年後どのような森になるのかとても楽しみです。

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