第5回『耕人塾』

【日 時】令和5年10月21日(土)18:30~20:30
【場 所】マルホンまきあーとテラス
【テーマ】世界に誇れる石巻地域にしよう~発信!未来へ~
【使用したテキスト】『耕人』第12-6号(一期一会)
【当日の流れ】
①塾長挨拶  ②講話「茶道を日常生活に生かす」  ③茶道体験
④感想記入  ⑤講評  ⑥次回予告と諸連絡

塾長挨拶

(横江信一塾長)

石田先生には日本の伝統文化である茶道体験を通して心の在りようを毎年学んでいます。今回の耕人12号-6の内容を「一期一会」にしましたが、自分自身、一期一会について分かっているようで分からないこともあります。今回も茶道体験を通して一期一会を一緒に学んでいきましょう、と話がありました。

講話:「茶道を日常生活に生かす」

講師:表千家教授 石田 邦子 氏

初めに本日の茶道体験の流れについて説明がありました。昨年までは「お茶をいただく」だけの体験でしたが、今回は「お茶をたてる」「お茶を運ぶ」「お茶をいただく」すべての過程の体験となること。説明の後、「一期一会」はお茶の世界から生まれた言葉であることや、茶道の中で使われる「おさきに」というマナーは日本だけのマナーであり、給食の準備やまだ誰も手を付けていない物を使うときなどに「おさきに」という言葉を実生活の中で使うことで相手に対する思いやりを身に付けてほしいとのお話がありました。

茶道体験

初めに社中の皆様よりお点前の披露がありました。石田先生より茶室の説明の後、3つのグループに分かれて「お茶をたてる」「お茶を運ぶ」「お茶をいただく」の3つの作法を体験しました。
<お茶をたてる>
おいしくなるよう心を込めてたてることがポイントです。泡が出るよう茶筅を振りますが思った以上に手首の力が必要です。

<お茶を運ぶ>
畳一畳六歩で進みお菓子、お茶と順にお客に運びます。

<お茶をいただく>
礼の仕方や座り方と立ち方、お菓子や茶碗の受け取り方などの説明がありました。茶碗の柄を自分
の方に向けてお茶をいただきます。「おさきにちょうだいいたします」「お菓子をちょうだいいたします」など石田先生から事前に説明があったあいさつを意識しながらお茶をいただくことができました。

 

 

 

感想記入

感想記入後、感想をグループで共有しました。「周囲に敬意を払うことを学んだ」「日本文化には相手を思いやる感謝の気持ちがたくさんある」「『おさきに』の大切さをあらためて実感した」などの感想が出されました。

<石田先生より>
塾生からの感想発表を聞き、石田先生より、本日床の間にかけた掛け軸、飾った花、準備したお菓子を使って本日参加した耕人塾メンバーで茶道体験をすることはもうありません。今日の体験は今日参加してくれた皆さんだけにしかできない体験であり、これが一期一会です。社中にとっても、日頃の稽古の成果を確かめる場としてのよい機会を頂きました。お点前の後の畳を拭くことや襖を元にあった場所に戻すなど、後片付けもこのような機会をいただいたからこそできることであり、稽古でやっていることが身に付いていないと人には教えられるものではありません。これも一期一会です、とのお話をいただきました。

講評

(舛田育久運営委員長)

今回、お茶を実際に点てたり、お菓子を準備したりすることで、茶道の裏側ってどうなっているのか理解することができたと思います。今日の時間のために石田先生をはじめ社中の方々は準備に膨大な時間をさいてくれました。茶道は日本の良き伝統として昔からこれまで受け継がれてきました。今日の体験から得た学びを日常生活のどんな場面で生かせるかを考え、ぜひ生かして実行してほしいと思います。それが石田先生への恩返しです、と話されました。

次回予告と諸連絡

(1) 次回の11月18日(土)はマイプロジェクトの発表。発表に必要なものを準備しておく。
(2) 年間計画で変更あり。

・11月18日(土)
場所:かわまち交流館から石巻専修大5号館学生ホールに変更。
当初予定していた感謝の会は行わない。

・12月16日(土)閉塾式
時間:18時30分~20時30分から14時30分~16時30分に変更
場所:石巻専修大から石巻市ささえあいセンター(石巻市穀町15番2号)に変更。

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