主宰している「朝鍛会(土曜日の朝5:30~6:30剣道稽古会)」から剣道7段審査に2名挑戦しましたが残念ながら不合格でした。11月27日(土)の稽古前に審査の感想を聞いたのですが、両名とも自分の足りなかった点を具体的に反省し、次回挑戦への強い意欲を示してくれました。私からは「不合格でも挑戦したことがこれからの剣道に生きる」と激励しました。実は、私も7段に10回目でやっと合格できたのです。当時の合格率は10%程度で厳しかったこともありますが、帰りの新幹線で何度も悔しい思いを味わってきました。しかし、今になって振り返ると9回の失敗があるからこそ現在の剣道があると思えるようになりました。80歳までは剣道具を付け、自分の剣道を求めて汗を流したいと思っています。
『耕人』10-6のコラム欄で紹介した田坂広志氏は「人生で起こることすべて、深い意味がある」と言っています。逆境にこそ自分を成長させる学びがあるのかもしれませんね。