11月28日(日)の河北新報に「石巻の剣道スポ少・木村さん 最後の剣士と二人三脚」という題で写真入りの記事が載っていました。指導者の木村美輝さんは震災で奥さんと高校生の長男を亡くしながらも、なんとか牡鹿の剣道の火を消したくないという熱い思いを持っており、何かと相談に乗っていた方です。地元で漁師をしながら剣道を教えるということは時間的にも体力的にも大変なことですが、震災の悲しみを乗り越えて継続している木村さんの情熱に感服です。思えば、私が鮎川中学校に赴任した昭和50年代は、牡鹿の剣道が最も盛んで石巻剣道連盟牡鹿支部を結成した時期でした。今は亡き会長さんや副会長さんの情熱と行動力に触発され、事務局として奔走したことが懐かしく思い出されます。
第10回『耕人塾』も閉塾式を残すのみですが、「世界に誇れる石巻地域にしよう」の活動が必ずや未来に繋がっていくと信じて、これからも活動を続けていきたいと思っています。