民塾長のちょっといい話108

先週から「こころの森」の草刈りのお手伝いをしています。石巻南浜津波復興祈念公園内に区画ごとに植えた黒松やハマナスなどが雑草に負けて大きくなることができないので、絡まっている蔦を取り除いたり、枝切鋏で雑草を刈ったりする仕事です。中腰になっての作業なので大変ですが、雑草の中に埋もれている苗木を見つけると大事なものを発見したような気持ちでうれしくなります(雑草にも一つ一つ名前があって、必死に生き延びようと頑張っていることを思うと、考えさせられますが・・・)。50年後、100年後には立派な森になるだろうなと思うと夢のある仕事です。それまで生きていることは無理ですが、せめて10年後に成長しつつある森を見るのを楽しみにしています。

明治神宮の森は1915年に林学博士の本多静六が中心となって100年先の森の姿を想像して作られた人工森の最高傑作といわれています。「こころの森」もそれを目指しています。

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