民塾長のちょっといい話75

以前、大村はま先生の「本当の教師は子供自らが勉強をしたくなるようにしていくことだ」の言葉を調べていると書きましたが、まだ見つかっていません。しかし、調べていく中で教育の在り方を考えさせられる言葉に沢山出会いましたのでいくつか紹介します。「何かするときに何げなくサーッとやってしまわないで、『少しだけよくやりたい』そう心がけてやってその人を伸ばすのだと思う。そう意識してやっていると教師もいつの間にか少しずつ成長していくのです」、「私が『静かにしなさい』と言うときは、心に冷たい涙を流し、慙愧に堪えぬ思いなのです。ほかに能力がなくてこの人たちを静かにする案もなく対策もできなかったから、万策尽きて敗北の形で言うのだということを私はかたく胸に体しています」

一つ一つが実践に裏付けられた魂の言葉として心に響きます。「本当の教師は子供自らが勉強したくなる・・・」は、大村はま先生の教育への考え方の「根っこ」だと思っています。

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