民塾長のちょっといい話48

先日、仙台のI先生からとても良い話を聞きました。小学校の担任をしていた頃の話だそうです。「何とか算数に興味を持ってもらいたいと思い、難関私立中学校の入試問題を宿題に出し、一つでも解いたら100点やると言ってみました。無理だろうなと思っていたら、数日後に何人もの子供たちが正解を持ってきて、また難しい問題を出してほしいと言われました。嬉々として問題用紙を眺めたり、友達と相談したりしている子供たちを見て、目からうろこが落ちました。後で聞いたら家族総出で辞書や参考書を引っ張り出し、中には図書館で調べた子供もいたのです。驚いたことに算数の苦手な子供にも喜ばれました。」

家庭学習での習慣化を図るために学年+30分とか漢字3ページなど、時間や量を一律に与えてしまうことが多いと聞きますが、子供のやる気に灯を点すためのヒントをもらったような気がしました。『耕人塾』での活動にも応用できそうですね。

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