第1回『耕人塾』・開塾式

【日 時】 令和3年5月22日(土)18:30~20:30
【場 所】 東松島市矢本東市民センター
【テーマ】 世界に誇れる石巻地域にしよう~発信!未来へ~
【使用したテキスト】『耕人』第10-1号 (第10期『耕人塾』で目指しているもの)
【当日の流れ】
①塾長挨拶  ②昨年度の振り返りと今年度の活動について
③講話『未来を拓く』  ④交流活動  ⑤講評  ⑥次回予告と諸連絡

塾長挨拶

第10期の耕人塾開塾に当たり,木村塾長より挨拶がありました。

 

耕人塾の趣旨やテーマ,実践事項等について説明があり,特に,実践活動の「あいさつ」は謙譲の心を,「清掃」は感謝の心を,「ゴミ拾い」は奉仕の心を養うことにつながるのだということが伝えられました。

最後に,今年度も活動のコンセプトを「主体・楽しさ・創造」とし,塾生の主体性を生かすとともに,楽しみながら成果を出す10期にしていきたいという期待を込めたメッセージが塾生に送られました。

昨年度の振り返りと今年度の活動について

前田教学委員長より,昨年度の実践活動の様子をスライドで振り返りながら,指導指針や今年度の活動について展望が示されました。

主体性をもった活動が,自分の成長につながるのだと塾生に伝えられました。

 

講話『未来を拓く』

講師:東松島市立矢本第一中学校長 平塚真一郎 教学委員アドバイザー

平塚講師が自身のエピソードを交えながら,学生時代から現在までを振り返り,耕人塾での出会い
を意味のある出会いにしてほしいと,塾生に向けて熱いメッセージを送りました。

 

「いつか出会う誰かのために何かのために今がある。」
「成功の反対は失敗ではなく学びである。」
「成功は約束されていないが,成長は約束されている。」
「私たちは無力ではない。微力なんだ。だから結束しなければならない。」
「具体的に動く,それが未来を拓く君たちの選択なのだ。」
「『どうなるか』ではなく『どうするか』」など,

塾生は心に残ったワードをメモにとりながら真剣に聴き入っていました。耕人塾で学ぶ意味について一人一人が自分と向き合う時間となりました。

交流活動

講話の後,交流活動として二重円を作り,好きなものカードを使って,対面の人と自己紹介をしました。カードのおかげで会話も弾み,時間が足りないほどでした。

 

「初めてしゃべる人と楽しく話せてよかった。」「知らない人ともカードのおかげで楽しく話すことができた。」という声が聞かれ,緊張もほぐれ,塾生同士打ち解けた様子がうかがえました。

塾生の感想から

◯自分の人生についてのことも考えさせられたし,どう考えて行動するか,ということも学びました。最後のいろいろな人と会話をする時間には,年の差等を気にせずに楽しく会話できました。「自分が今いる場で必要とされる人になる。」という言葉を心にとどめ,これからの生活でも生かしていきたいです。

◯平塚先生が言った「成功の反対は失敗じゃない,学びなんだ。」という言葉がなるほどなと思いました。確かに成功しなくてもその物事はだいなしにはならない。「どこが自分に足りていなかったか」を学べる場なのかなと思った。私はずっと水泳を頑張ってきたけど,全国大会には出場できませんでした。けれど,「人よりは速く泳げるようになった。」とか「根じょう」とかは成長できました。だから「成功はしないかもしれないが,成長はする」ということに納得した。

◯今回,平塚先生の話を聞いてこれまでの自分の意志や選択があったから,「今」があるのだと分かりました。また,どんなにつらくてもどんなに先が見えなくても今を全力で頑張るしかないと思いました。人の幸せを願い,人の不幸を悲しむことができる人間になりたいです。できるできないじゃなく,いまやれることを全うしたいです。

◯今回の講話を聞いてたくさんのことを学びました。その中でも特に「目の前の山に登る」という言葉がものすごく心に残りました。今までの自分を振り返ると目の前のことからにげていたり,あとまわしにしてしまっていたので,これからは何度失敗してもいろんなことを学び,成功できるように頑張っていきたいです。

◯平塚さんの講話を聞いて,人のために動き,自分の意思を持ち,諦めないで何事にも挑戦してみる大切さを学んだ。今,自分が何もできなく,山登りのように先が見えず真っ暗であったとしても,がむしゃらに何事もしてれば成功は約束されていないが,成長が約束されている。このことが自分にささりました。これから先,くじけず,人のために努力し,失敗しても学びととらえ,前を向いてすすんでいきたいと思った。この話を誰かに共有できればいいなと思います。

講評

最後に横江運営委員長より講評がありました。

 

「学校を離れた場で,同年代や異年齢の人と考えを交換することは,社会人になってから大切になってくることです。『三流は道に流され,二流は道を選び,一流は道を創り出す』という言葉がありますが,ぜひ皆さんにはリーダーとして道を創っていってほしい。」

と塾生に向け,激励しました。

次回予告と諸連絡

・次回:6月19日(土) 場所:矢本東市民センター
・連絡方法については,小松先生からメールで連絡
・ビブスは,実践活動の際に使うので各自保管のこと
・8月に予定されている宿泊研修の出欠を次回とるので,参加の有無について確認

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