第1回『耕人塾』

【日 時】 令和6年5月18日(土)18:30~20:30
【場 所】 石巻専修大学5号館
【テーマ】 世界に誇れる石巻地域にしよう~発信!未来へ~
【使用したテキスト】『耕人』第13-1号 (第13期『耕人塾』で目指しているもの)
【当日の流れ】①塾長挨拶 ②運営委員・教学委員紹介 ③昨年度の振り返りと今年度の活動について
④交流活動(アイスブレイク) ⑤講話「耕人塾と私」 ⑥講話の振り返りと目標設定
⑦講評 ⑧次回予告と諸連絡

塾長挨拶(横江信一 塾長)

耕人塾は今期が第13期,干支でいうと一回りしたところ。皆さんが新たにどのような薫風を吹かせてくれるのか期待していますと開塾に当たっての抱負を冒頭で述べました。

続けて,「耕人」第13-1号を用い,耕人塾では徳・体・知の調和を目指していること,人のために尽くす利他の心を大事にしてほしいことなどに触れるとともに,自ら問いを見いだし,それを解決していく中でさらに新たな問いを持つことを大切にしてほしいと話されました。

そして,様々な活動を通し,他校の生徒や教学委員等と年齢を超えた関係づくりをしながら,楽しく取り組んでいきましょうと呼び掛けました。

運営委員・教学委員紹介(舛田 運営委員長)

舛田運営委員長から前塾長の木村民男先生をはじめとする来賓の方々の紹介があり,その後,教学委員が自己紹介をしました。新しく入った若い教学委員が多いので,塾生を支える側も共に学ぶ姿勢で取り組んで参ります。

昨年度の振り返りと今年度の活動について(遠藤 教学委員長)

昨年度の活動の様子をスライドで紹介しながら,耕人塾では具体的にどんな活動を行うのか,そのような活動を通して何を目指していくのか,といったことを伝えました。特に,耕人塾でこれまでずっと続けてきた「あいさつ・清掃・ゴミ拾い」の実践に加え,それぞれの興味関心に基づいた+1(プラスワン)活動として昨年度から取り組み始めた「耕人塾マイプロジェクト」(通称マイプロ)に今年度も取り組んでいくことが話されました。

交流活動,実践活動,体験活動等,様々な活動がありますが,毎年,塾生が楽しみにしている宿泊研修を今年度は南三陸で実施予定です。ドキドキ・ワクワクな活動となるよう計画していきます。

交流活動(アイスブレイク:阿部航大 教学委員)

自己紹介とじゃんけんを組み合わせた交流活動を行いました。自己紹介をし合った後じゃんけんをし,2人で出した指の合計が2になったら座る,1~5まで好きな数の指を出し合計が7になったら座る等の活動を行いました。なかなか座れない塾生もいましたが,意図的に多くの人と関わり合いたかったのかも(笑)。

10分程度の活動でしたが,終わった後の塾生の表情は柔らかく,緊張がほぐれたように見受けられました。今後も,塾生同士の仲が深まる活動を計画的に取り入れていきます。

講話「耕人塾と私」

(講師:一般財団法人 まちとこ 髙橋 倫平 氏:第1期生、現教学副委員長)

第13期スタートの講師は,耕人塾1期生のOBであり現在教学副委員長の髙橋倫平さんです。自分がなぜ耕人塾に入ったのかという動機や塾生だった頃に考えていたこと,その後,考えがどのように変わり,どんな道を歩んできたのかを知ることは,塾生にとって大きな刺激になったようでした。また,今年の元日に能登半島地方で起きた地震の支援として,1月9日から2週間,被災地の子供たちの遊び場づくり,学習支援等に携わってきたそうで,そのような活動を通して地元石巻地域に対する思いがより深まったいう話を塾生は真剣に聞いていました。

話の中で,正解のない答えについて考え続けていくことを大事にしてほしいと塾生に呼び掛け,実際に「頭髪の染色はなぜ校則で禁止されているのか」についてグループで話し合う時間が取られました。「多様性は受け入れられるべき」や「風紀が乱れ,ほかのルールを守らなくなる」などの意見や,「印象が悪い」という意見に対し「人を見た目で判断してよいのか」といった反論が出るなど,多様な見方や考えることの大切さを学ぶ機会になったと思います。

結びに,答えを出すよりも,課題を見付ける方が大変であり,大人が全て答えを持っているわけではない。大人も一緒に考えるから共に頑張っていきましょうと思いを伝えて話を締めくくりました。

 

講話の振り返りと目標設定

3~4人のグループで講話の感想を記入・共有をし,配布された「あいさつ・清掃・ゴミ拾い」シートについての説明を受け具体的目標を考えました。次回までに目標を記入し,実際に取り組みます。

講評(舛田 運営委員長)

会場である石巻専修大学生ホールから見える夜景の美しさに触れた後,主体性と自主性の違いについて話されました。具体的な行為でいうならば,主体は自ら課題を見付け解決すること,自主は決まったことを進んで行っていくことであり,耕人塾で行っている活動にもそれぞれつながるところがある。この主体性,自主性に加え,みんなで合意形成を図ることを大切にしながら,自分を成長させていきましょうと励ましました。

次回予告と諸連絡

  • 6月の講話は石巻青年会議所の木村代表を予定。その後,実践活動やマイプロジェクトについて詳しく説明。
  • ビブスの使用とクラスルームの運用について説明。ビブスは実践活動の際に着用。閉塾式まで個人保管。連絡等はクラスルームで行うので,早めに登録するように。
  • 宿泊研修は8/17(土)~18(日)に南三陸の「平成の森」で実施。

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