民塾長のちょっといい話83

さだまさし著の「サクラサク」を読んでいたら、心に残った言葉がありました。「人間、褒めてやらにゃあ前を向いて歩けなくなる。褒めてやるにゃあ、その人間を一所懸命に見つめていなくちゃあいけないんだ」、「貧しいと不幸せは同じものじゃない。豊かさと幸福も同じじゃない」、「大事なことを頼まれたときに、何も理由を聞かずに『分かりました』と言える、腹で話せる男がいなくなった」。なんかそれぞれにいい言葉ですよね。

でも、実行するとなると難しいものです。実は、友人の勧めもあり「二科東北支部連合展」に初出品することにしました。ところが、9月開催の本展出品のお誘いを受けてしまいました。自分の力が未熟なのと東京までの作品搬送に相当の費用が掛かるので、丁重にお断りしました。友人は私のことを考えてくれた上での推薦だったと思うのですが、「はい分かりました」とは言えず、「腹で話せる男でなかった」と今でも心が揺らいでいます。

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