7月31日(土)「朝鍛会」の稽古が終了した7時頃、Wさんが盲導犬に伴われて奥様と息子のT君(大学生)と一緒に「桃武館(桃生中向かいの武道館)」に日本剣道形披露の報告に来てくれました。1週間前に相談されたとき、目の不自由な方が木刀で剣道形をやるのは危険だと思ったのですが、床にガムテープを貼って、自分の立ち位置を確認しながらやれば可能だとアドバイスをしたのです。イベント当日は剣道形の呼吸も合い、見ている方々から「凛とした素晴らしい雰囲気だった」と言われたとのうれしい報告でした。
Wさんは若い頃「朝鍛会」で一緒に稽古をし、剣道3段まで取得したのですが、10年ほど前から少しずつ目が見えなくなり、今はほとんど見えません。現在は、家族と供にNPO「一歩を楽しむ会」を立ち上げ、目の不自由な人たちの社会参加を支援しています。目が不自由になっても家族が助け合って、明るく挑戦し続けるWさんから勇気をもらいました。