7月11日(日)の河北新報に「震災犠牲者を鎮魂 観音像安置お堂完成」の記事が写真入りで載っていたので、早速行ってみました。場所は鹿又で国道45号線石巻線こ線橋近くの造園施設内にあり、観音堂を社長さん(竹炭製造会社社長、「石巻未来」代表理事の平塚宜司氏)自ら案内してくれました。観音堂には高さ3m、直径1.5m程の巨大なクスノキをくり貫いて制作された観音像が祀られていました。観音像は石川県の木彫り作家が震災の犠牲者への思いを込めて8年もかけて制作したというだけあって鎮魂の願いが込められた丁寧な彫り方で、雲に乗った観音様の表情がとても優しく見えました。穏やかな世の中が続くようにという願いから「永寧(ようねい)観音」と名付けたそうです。
平塚社長さんの震災復興への熱意溢れる話を聞き、感動しました。『耕人塾』の取り組みにも関心を示され、「人を育てることが真の復興に繋がります」と激励されました。