【日時】 令和6年7月13日(土)18:30~20:30
【場所】 石巻専修大学5号館
【テーマ】 世界に誇れる石巻地域にしよう~発信!未来へ~
【使用したテキスト】『耕人』第13-3号 (「3S」から「清掃」を見つめて)
【当日の流れ】塾長挨拶 実践カードの振り返り
耕人塾マイプロジェクト(テーマ決め・チーム作り・意見交換)
講評 次回予告と諸連絡
塾長挨拶
塾生の緊張をほぐすためか,冒頭に数を数えながら指を折っていく活動を行いました。両手ともパーの状態から1で親指を曲げ,2で人差し指を曲げ・・・と内側から順に指を折り,6からは小指から順に指を立てていく。次は両手ともグーの状態から,次は片手はパーでもう片方はグーの状態で。単純な手遊びですが,左右別な動きをするのは脳トレにもいいようです。場が和やかになったところで,月に1度会うこの機会は「和顔愛語」を大切にしていきましょうと呼び掛け本題に入りました。
テキスト耕人13-3号を基に,耕人塾の重点実践事項「あいさつ・清掃・ゴミ拾い」のうち,「清掃」について話されました。まず「3S」が「整理」「整頓」「清掃」の3つであることを紹介し,それぞれの意味に触れながら「整理」→「整頓」→「清掃」の順に行うのが鉄則であることを押さえました。そして,耕人塾で取り組んでいる清掃活動(ゴミ拾い)の前に,不要な物を処分する「整理」や,使いやすい状態にする「整頓」ができると,効果的で効率的な「清掃」ができるのではないかと投げ掛け,これから続くゴミ拾いの実践活動の際に,意識しながら取り組むことを期待していると結びました。
続いて,第1期から第5期までは塾生として,その後は教学委員として,ずっと耕人塾に携わっている宮本愛与さんから話をいただきました。愛与さんは現在,静岡で高校の教員をしていますが,最初から教職に就こうと思っていたわけではないそうで,職業選択に当たっては耕人塾の影響がすごく大きかったとのことです。塾生として学んだことや体験したことが,今の仕事にもすごく役立っていると感じるので,後輩の皆さんも目的や目標をもって頑張ってくださいとエールを送りました。
実践カードの振り返り
(遠藤教学委員長)
「あいさつ・清掃・ゴミ拾い+1」の4つの活動について,自分が1か月取り組んできたことを振り返って実践カードに記入し,それぞれの取組を発表し合いました。どのように取り組めばよいのか迷っていた塾生も,他の取組を参考にして今後の取組に生かそうとする姿が見られました。
耕人塾マイプロジェクト
(早坂教学委員)
実践活動に加えてこれから取り組んでいく「マイプロジェクト」について,早坂教学委員が具体的な取組例を示しながら,マイプロジェクトの進め方や最後のまとめ,発表の仕方まで,一連の活動の流れを説明しました。その後,それぞれが取り組んでみたいテーマを絞り,似たようなテーマ,協力できそうなジャンルの人たちがいないか情報交流をし,グループを組んでいきました。
中学生・高校生とも①好きなものをとことん極めること,②調べて分かることだけではなく検証データを入れてまとめること,という2点に注意してマイプロジェクトに取り組んでいきますが,高校生は③地域と結びつけて考える,という視点も加えなくてはならないため,グループは中・高別です。本日の段階では,
1高校生 ①食と健康 ②教育
2中学生 ①映像文化 ②スポーツ ③食 ④音楽
の6つのグループができました。今後,活動を進めていくうちに変わることもあるかもしれませんが,当面,マイプロジェクトはこのグループで進めていきます。
最後に,「なぜそのテーマを追究するのか」を中心に,研究背景・仮説・検証内容を次回までに考えてくるという宿題が出されました。
講評
(平塚運営副委員長)
「みんなは何のために耕人塾に入ったのか?」という問いから入り,理由はどうあれ,入塾したことで生まれた縁を大切にしてほしいと話されました。これからマイプロジェクトに取り組んでいくが,学校も学年も違う人たち,年代の違う人たちとの出会い,学校では得られないつながりを生かし,より良いものを生み出していってほしい,地域に元気を与えていってほしいと期待を述べられました。
平塚運営副委員長は中学校長ですが,川開き祭りの復興踊りや,2月実施予定の石巻教育カンファレンスで中心的役割を務めるなど,地域を盛り上げるために尽力されています。プロジェクトが大きくなればなるほど大変だし,一人じゃ無理だけど,いろいろな人とつながることでやれる。そして,そのような取組,つながりが人生を豊かにしてくれるという話は説得力に満ちていました。
次回予告と諸連絡
・ごみ拾い実践活動
7/28(日) 矢本駅か女川駅に集合 8/4(日)石巻駅集合
ビブス着用,ゴミ袋,火ばさみ,軍手等必要な物を持参
・宿泊研修
8/17(土)18(日) アレルギー調査の回答(7/20締切)
詳細や追加連絡等はクラスルームで
最後に,耕人塾のサポーターでもある(株)ヤマサコウショウ代表取締役である佐々木様から,塾生にぜひ読んでもらいたいと寄贈された本「13歳からの生き方の教科書」を一人一人に渡しました。
佐々木様ありがとうございました。