第1回『耕人塾』

【日 時】 令和5年5月20日(土)18:30~20:30
【場 所】 石巻専修大学5号館学生ホール
【テーマ】 世界に誇れる石巻地域にしよう~発信!未来へ~
【使用したテキスト】『耕人』第12-1号 (「第12期『耕人塾』で目指しているもの」について)
【当日の流れ】①塾長挨拶  ②運営委員・教学委員紹介  ③昨年度の振り返りと今年度活動について
④交流活動
⑤講話「若者の未来と地域づくり」 講師:一般財団法人 まちと人と 代表 斉藤 誠太郎 氏
⑥講話の振り返りと目標設定  ⑦講評  ⑧次回予告と諸連絡

塾長挨拶(横江信一 塾長)

第12期耕人塾の開塾に当たり,今年度新たに塾長となった横江塾長より挨拶がありました。

まず,耕人塾の活動では,①自ら動くこと,②やるからには楽しくやること,の2点を大切にしてほしいと話されました。

次に『耕人』第12-1号を基に,第12期耕人塾で目指しているものや,そのために「あいさつ・清掃・ゴミ拾い+1」の実践活動を行っていくことを全員で確認しました。そして,別紙資料を基に,徳体知にそれぞれある人間力のうち自分だったら特に何を大切にしたいかを一人一人に考えさせ,校種の違う様々な人と関わり合う中で合意形成を図りながら,耕人塾の活動を通して人間としての「根」である「人間力」を育んでほしいと呼び掛けました。

運営委員・教学委員紹介(舛田育久 運営委員長)

開塾式においでいただいた運営委員の皆様を舛田運営委員長が紹介した後,教学委員が一人一人自己紹介をしました。相手に体を向けしっかりとした姿勢で話を聞く塾生の姿に,意識の高さを感じました。

昨年度の振り返りと今年度の活動について(遠藤知子 教学委員長)

耕人塾の趣旨や実際の活動について,昨年度の活動の様子や今年度の活動で目指すものをスライドで示して,具体的なイメージを持たせながら説明しました。

「何のために?」「何をどうすれば?」といった塾生が迷っているであろうことに対し,まずは自ら課題を発見し,それに対して何かしらのアクションを起こしていくことが大切であると語り,みんなで協力しながら活動していきましょうと呼び掛けました。

交流活動(阿部航大 教学委員)

アイスブレークとして,自分の好きなものを書いたカードを見せ合いながら,相手の好きなものについて質問する「会話を開く鍵」という活動を行いました。短時間ではありましたが,笑顔の多い温かな交流が随所に見られ,緊張がほぐれたように見受けられました。

 

講話「若者の未来と地域づくり」

(講師:一般財団法人 まちと人と 代表 斉藤 誠太郎 氏)

斉藤さんは震災後に石巻に移住され,いしのまき2.0という団体で教育に関係するプロジェクトに携わってきた方です。その中で出会った高校生が「震災でたくさんの人に支援していただいた。自分たちも何かできないか。」と話していたことを聞き,「マイプロジェクト」や「いしのまき学校」等の取組を展開し,現在は「まちと人と」という新たな団体を立ち上げ,高校の総合的な探求の時間に関わるなど,地域と学校をつなぐ活動に力を入れて取り組んでおられます。

斉藤さんは,自身の体験も踏まえつつ,フォアキャスティング(とりあえずやってみること)とバックキャスティング(ゴールを決めて目指すこと)のどちらもが大事だが,まずは石巻地域のことを知ること,そして実際にアクションを起こすことが大事ではないかと語られました。そして,そういった活動の源,モチベーションになるのは,「それが自分の心が一番動くことだから」ではないかと塾生に語り掛け,人から言われたことや与えられたことではなく,自分の思いから生まれたもの,ある意味,自分の満足のための活動でなければ継続して行うことは難しいのではないかとも話されました。

最後には「まちが人を育て 人がまちを豊かにする」そんな循環をつくるのが目標だと語り,まさに耕人塾で目指す最終的な方向性と重なる部分が多いことを確認しました。そして,塾生には,様々な経験を積みながら人間力を高めていこうとする取組が,自分自身の次の土台となったり,自分以外の人へのプラスの影響となったりするので,まずは地域に出て何かやってみましょうと呼び掛けました。

 

講評(舛田育久 運営委員長)

皆さんの入塾しようと思った意欲がすばらしく,そのような意欲があればどこへ行っても大丈夫であるから,入塾した段階で7~8割は目標達成だと話されました。そして,初めの一歩を踏み出したのだから,きっと求めている何かが見つかるはずだと塾生を勇気付け,マイプロジェクトとして自分の心が一番動くものに2歩目,3歩目の歩みを進めてほしいと語りました。

次回予告と諸連絡

・次回:6月17日(土)18:30~20:30 場所:石巻専修大学5号館学生ホール
・参加承諾書を提出すること
・ビブスは各自で保管
・今後の連絡はGoogle Classroomで連絡するので登録を

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