【日時】令和6年6月15日(土)18:30~20:30
【場所】石巻専修大学 学生ホール
【テーマ】世界に誇れる石巻地域にしよう~発信!未来へ~
【使用したテキスト】『耕人』第13-2号(「あいさつ」のチカラ)
【当日の流れ】①塾長挨拶 ②アイスブレイク ③講話:「Just keep going!輝く未来へ」
④質疑応答・感想記入 ⑤マイプロジェクトについて ⑥講評 ⑦次回予告と諸連絡
塾長挨拶
(横江信一塾長)
『耕人』第13-2号をもとにして、以下の2点について話されました。
〇耕人塾の活動の柱である挨拶・清掃・ゴミ拾いの中の挨拶について
挨拶を自分からやってみることで色々と気付くことがあります。挨拶をする際は和やかで、穏やかな顔でさわやかな声で挨拶することを耕人塾の活動を通して身に付けてほしいと思います。
〇クリティカルポイントについて
ある日突然、分からなかったことが分かるようになる状態がやってくることがあります。生活の中で、あの日の耕人塾で石巻青年会議所の木村さんが話したことがこのことなんだなあと思うときがあるかもしれません。講話や塾生との交流を通して、それぞれが課題を追究していけるよう耕人塾で学んでほしいと思います。
アイスブレイク(遠藤知子教学委員長)
じゃんけんをして勝った人のニックネームを言うアクティビティを行いました。互いにニックネームを交換しじゃんけんをします。和やかな雰囲気で交流することができました。
講話:「Just keep going!輝く未来へ」
講師:石巻青年会議所 理事長 木村 亜梨沙 氏
講話題は今年度の青年会議所のスローガンで1年ごとにスローガンが変わるとのことでした。
〇木村さんが現在行っている仕事について
木村さんが現在行っている仕事は多岐に渡ります。フランチャイズ店舗として、イオン石巻店のフードコートにあるディッパーダン、サブウェイ(世界で店舗数1位)、ペッパーランチ、ドトールコーヒーを経営しています。その他ホテルレストラン事業、催事販売委託事業(GODIVAチョコレート)、介護事業も展開しているとのことです。ちなみにフランチャイズとはお店が本部から決められたサービスや商品を使い、作る権利をもらいその対価を本部に支払うという仕組みだそうです。お客様を迎えるために商品の作り方はもちろん、ブランド理念や身だしなみ、クレーム対応など様々な研修があるとのことです。他にも東松島市内に保育所を運営しているとのことでした。
〇青年会議所とは
世界中で日本が青年会議所の会員数が多いとのことです。木村さんは「リーダーシップを学びたい」「仲間を増やしたい」との理由で2014年に石巻青年会議所に入会しました。
石巻青年会議所のおもな活動として「サン・ファン祭り」「川開き祭り大縄引き事業」を運営しています。昨年の川開きではお化け屋敷、今年度は南浜復興公園でつながるフェスタを行いどちらも大盛況だったそうです。その他にも高校、大学生が政策を考え市に提言する「政策コンテスト」を行っています。また様々なイベントを行う際には理事会でプレゼンをしなければならないとのことです。事業計画書作成や理事会でのプレゼンは最初は緊張してうまくできなかったそうです。しかし失敗を繰り返しながら、先輩のいいところをまねしながら、自信を持って発表できるようになっていったとのことです。
〇塾生に向けてアドバイス
最後に塾生に向けたアドバイスとして、自分をプロデュースすること、すなわち「自分の人生は自分で選択し、自分で責任を取る」ということを語ってくれました。「自分の今を知り認めること」「本当の自分を知り、受け入れること」「人に決めてもらうことをやめること」を意識して欲しいとのことです。
質疑応答・感想記入
木村さんは質疑応答にも丁寧に答えてくれました。
Q:よその国の青年会議所の活動は?
A:その地域の課題と向き合いながら活動しています。井戸をつくるために募金をしているところや政府の助成を受けながら活動しているところもあります。
Q:海外での具体的な経験について
A:インドに行ったときは道端に牛やサルが普通にいることに驚き、思想の違い、食文化の違いなどに衝撃を受けました。また自分の当たり前は当たり前じゃないと感じました。
マイプロジェクトについて
(高橋倫平教学副委員長)
マイプロの流れの説明がありました。また、マイプロで大事にしてほしいこととして、中学生は自分の好きなものを知ってほしい、高校生はそれに必要性や課題といった社会性を加えてほしいとのことでした。最後には「自分が好きなこと、研究したいこと3つ順位をつけてくる」「マイプロ、探究について調べてくる」といった宿題が塾生に課せられました。
講評
(大沼 博 事務局長)
講評の前に協力員の浅沼賢史さんの紹介があり、塾生に向けて「不安を感じたり緊張すると思うがどうせやるなら楽しく活動してほしい」とのメッセージをいただきました。
大沼事務局長からは、勉強、部活、習い事などに加えて耕人塾を生活の中に入れていることはすごいことであり、今日の講話にもあった自分をプロデュースするための1歩を踏み出しています。また、AIの時代に若い人に身に付けてほしい力として「問いを立てる力」があります。「これって何だろう」というように耕人塾の活動を通していろんな問いを考え出してほしいとのことでした。
次回予告と諸連絡
(中谷友祐教学副委員長)
石巻市こども委員として、後藤さん、和田さん、齋藤さんの紹介がありました。3人には今後、石巻こども計画に関わる会議等に耕人塾代表として参加する予定です。